思いやりと愛あふれる
岡山・倉敷の結婚相談所

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2022.01.20

ご成婚者の体験記①(破談→復縁→ご成婚)

昨年から交際されていた女性会員様が、つい先日、めでたくご成婚退会されました。

いくつかの紆余曲折を経てのゴールインという、私としても思い入れの深い会員様です。入会から婚約までのエピソードを文章にしていただけないかとお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。今回はその体験記をご紹介します。

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私は31歳になる年の冬、大好きな母方の祖父を亡くしました。あまりに急な出来事だったので、母は泣き崩れ、そんな中で、その背中を黙って擦る父の姿を見ているうちに「これからの長い人生を支え合っていけるパートナーが欲しい」と強く意識したのが、婚活を始めた切っ掛けです。

そんな婚活への決意を固めた折に、知人から紹介されたのがフィルルージュさんでした。 カウンセラーの福岳さんはとても面倒見のいい方で、知人の娘さんが実際にそこでお世話になってご結婚されたという成婚実績のある相談所とのことでしたので、私はそこでお世話になることを決めました。 こういう場所での活動は初めてで不安も強かったのですが、福岳さんはデート毎の活動を丁寧にフィードバックして下さり、困った時には気軽に相談に乗ってくれましたので、安心して活動することができました。 そうしてお見合に猛進するうちに今の婚約者となる方と出会い、5ヶ月の交際を経て成婚に至ったのです。

出会いは、彼の方から私にお見合いの申し込みをしてくれた事から始まりました。 お見合い当初の彼はとても大人しくて、話し掛けてもほとんど喋らず小さくなっているばかり。 最初はどうにもタイプじゃないな…という感情が心のなかで引っ掛かり続けていましたが、相手にお仕事の話を振るとだんだん会話に乗ってくるようになり、意外に趣味も合うことが判明し1ヶ月で真剣交際へ。そこから3ヶ月も経つ頃にはすっかり打ち解けてテンポよく会話の続く友達のようになっていました。 私も積極的にデートに誘う内に、いつしか相手のシャイな部分に隠れた真面目さや実直さに居心地の良さを感じていたのです。 本来なら、私はここで彼と成婚になっていてもおかしくありませんでした。 しかし、3ヶ月経っても最初に感じた「タイプじゃない」というしこりをどうしても無視することが出来ず、結婚生活に向けての具体的な話を出さないところに不信感を抱いてしまい、更には「恋愛感情で好きになれない」という不安から、お相手に交際終了のお断りをして自ら縁を切ってしまいました。

いま思えば、私の方からもっと彼に「私との将来をどう考えているのか?」と問い掛けていれば、拗れることもなくすんなり行ったのだろうと思います。 しかし既に彼との縁は切った後。気持ちを新たに次のお見合いを組もうとしたその時でした。 私の母が倒れたのです。 脳梗塞でした。 私が病院に駆け付けた時には、全身麻痺でろれつも回らない状況。全介護が必要になる可能性を示唆され、目の前が真っ暗になりました。 突然に降って湧いた母の介護もそうですが、老いた両親を抱えて、このまま一生独りぼっちなのでは?という未来をひしひしと感じたことに絶望したのです。

私は福岳さんに事の次第を説明し、お見合いの停止をお願いしました。いまの私の条件では結婚を受け入れてくれる人など居ないと判断したからです。 しかし福岳さんは、なんとここで以前私がご縁を断ってしまった彼に連絡を取り次いで下さったのです。 「彼なら貴女を見捨てることは無いと思うから」と背中を押されて、おそるおそる電話を受けた私に、彼はひどく心配そうに「大丈夫なの?」と声を掛けてくれました。 その言葉の柔らかさに耐えていた不安が一気に溶けて、大泣きする私を辛抱強くなだめてくれた彼。 「この人なら、人生のどん底にいても寄り添ってくれる」 そう思えたからこそ、奇跡的に復縁という形になった私たちは母の容態を診ながらも交際を続け、そうしてクリスマスイブの夜に彼からのプロポーズを受けて成婚に至ることになりました。 あれだけ心に引っ掛かっていた「タイプじゃない」「好きになれない」という気持ちも、「Marry me」の刻印が入ったオルゴールを受け取る頃にはいつの間にか愛情に変わっていました。

復縁後、彼から言われた印象的な言葉があります。
「君なら、俺が倒れても支えてくれそうだと思える」

どういうことかと聞くと、女性は男性にエスコートや年収を求めがちで、「こうして欲しい、男ならしてくれて当然、察して当然」だと受け身の方ばかりだったと言われました。 「女性慣れしていないから、君から積極的にデートに誘ってくれたり色んな提案をしてくれたおかげで、頼もしさと安心感を感じた。失敗しても笑って受け入れてくれる君となら不足を補いあって生きていけると確信できた」とも。

結婚は、楽しいことばかりではないです。 むしろ、人生なんて辛いことや苦しいことの方が多いかも知れません。 男女ともにお相手に与えてもらう事ばかり考えていると、いつかお相手は疲れきってしまい、貴方から離れていってしまうと思います。

苦境に晒された時にこそ、側に居て支えてくれるパートナーかどうか? 現在婚活を頑張っている方にはいま一度しっかりとお相手に向き合って、その人と共に生きていけるかどうかを見極めて頂ければ、素敵なパートナーと出会えると思います。

そして婚活を成功させる秘訣は、担当カウンセラーさんのサポート力と、カウンセラーさんを信じてしっかりと連携が取れているかが重要だと感じました。 いつも真摯に、柔軟に素早い対応で私の婚活をサポートして下さったカウンセラーの福岳さんに、この場をお借りして深くお礼を申し上げます。

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私としても5カ月間のサポートが報われた思いに、胸が熱くなりました。

このお二人なら、お互いに協力しあい、和やかな家庭を築かれることでしょう。

末永くお幸せに!